エロコンテンツは大変だなぁ
パソコンの前に座っていると思いつかないが、席を外している時に唐突にテーマが思いつくことがある。
これはそのひとつの例。時間がないので15分ほどで書かないといけない。もう一度、席を外したら、またしばらく忘れるテーマだ。
アダルトビデオは大変だなぁと思うことが増えた。それに限らず、エロコンテンツは大変だなぁと外側からみて思う。
というのも、私はAVなどは若い頃からインターネットの普及もあって容易に見れる環境だったが、古く昔は後ろめたいものだった。この後ろめたい感覚が怖いもの見たさでコンテンツの吸引力があった。
制作側は乱暴で粗雑だし、女優は人生をかけたような人も多かったイメージだ。この時代が良かったとは云わないが、今と対比して魅力があったのは事実だ。
今のAVの物足りなさは、なんかこう「介護されている感じ」があるのだ。法律や労働環境の面から制作側の環境は整ってきているらしいし、出演者側も出たくて出るといった雰囲気である。
昔と対比すれば、後ろめたさがない。とても明るいというか、分かっていて演じているのがよく分かる。それがエロいのか?と云われると時と場合とこちらのコンディションによるが、なんかこう魅力が乏しい。
この乏しさは、おそらく私の感覚に依るところが大きい。アンダーグラウンドやダークサイドっぽいものに惹かれる性格だからだ。振り返ると、1995年から2010年くらいまでの近代日本でも犯罪件数が多かったアウトローな時代に青春を過ごしたのが大きく起因していると思う。
バブル崩壊や終身雇用終了などで、良い子にして敷かれたレールに乗るのがバカらしいと思えた時代だ。今とは真逆に近い。
そうした面が、これまでいかがわしかったコンテンツに対して、あまり魅力を感じなくなった理由だろうなと思っている。
エロゲ界隈は違う意味で我に返っている。エロゲをすることなどめっきり減ったのだが、FANZAを覗くのはたまにする。すると、これはAVもそうなのだが熟女コンテンツがえらい増えているような気がするのだ。
私の若い頃のエロゲというのは、学生がメインキャラで大学生がお姉さんで、30代くらいまでが熟女枠だったが、割とこの辺が10年分スライドしている感じがある。
これに気づいた時に、エロゲを買っている層や制作の層も、しっかり年を取っているのだなぁと思ってしまったのだ。そうなるとなんかこう、これは少し距離を取っても良いのかもしれないなぁとか唐突に思うのである。これはまさに唐突である。
見渡せば、いつの間にか自分は若いとは決して言えない年齢になっており、つまりはおじさんなのだが、いまいちおじさん的に振る舞いが旧来の固定観念がこびりついていて上手くできない。
かといって、新しいおじさん像みたいなのが定着するのは、おそらく5年後か10年後だと思う。私の世代は、どうもそういう狭間のところにいて、上の世代の残り香が強烈だし、新しい価値観として大手を降る人たちは10歳くらい下なのだ。
彼らが許しているジャンルやコンテンツは、私たちの世代からすると日陰なものや脇道にあったものが多く、わざわざSNSや表で大っぴらに言うことは憚られたものもある。ただ、若い世代はそれが平気なんだな。
それがおじさんになったなぁと思うことだし、上の世代の価値観の残り香で少し縛られているのもまた、世代の狭間なのである。


