幻聴はなぜ起こるのか? 限界を超えると聞こえやすくなる!?
「現代の冒険者たち」平出和也×関野吉晴を見た。
平出さんは2024年7月、K2で残念ながら滑落してしまった。登山や冒険に対する功績はもちろんのこと、為になるトークも多く、惜しい。
さて、上記の動画を見たところ、幻聴の話が後半に出た(8:20あたり)。平出さんは登山の苦しい時に幻聴を聞くことがあるそうだ。その内容は太鼓の音や応援してくれる人の声で、パートナーに確認して幻聴と理解するそうである。
かくいう私も疲れている時に幻聴が聞こえることがある。それは決まって太鼓の音だったので、平出さんのこの話を聞いたときに、自分以外にも太鼓の音が幻聴で聞こえることがあるのか!と驚いたものだ。これは当然ながら少し励みになるというか、人間ってこういうものなのだなーと思い知らされる。
さらにGIGAZINEを読んでいると、統合失調症の人は幻聴が聞こえやすく、「随伴発射」と呼ばれる自分の出した音を自分が出した音と認識する能力が弱っており、自分の出した音を外部の人が出した音と錯覚して、幻聴と認識するようだという記事が出ていて、合点がいった。
それに統合失調症の人は、身体に対して音を発するよう指示する「遠心性コピー」の働きが通常よりも強くなっており、頭の中の会話(内なる会話・脳内会話)を外部から発せされた声と認識してしまうらしい。それが幻聴につながっているのだという。
なんかまぁ、共感とメカニズムが同時に来て、納得してしまった。