「老後は心配だ」という記事を読んで思ったこと
梅酒を飲んでいるので酔いついでに書く。自分との対話である。
ふと見た記事に「老後が心配だ」というのがあった。フィナンシャル・プランナーの記事で、貯金が1000万を超えた40代独身の方が老後が不安だという。中身は読んでないが収入から逆算して、どういった生活が良いのか?といったアドバイスがされているものだと思う。
これを見た時に「あぁ、老後は生きなくていいな」とまず思った。老後が楽しみという感じでも憧れでも安寧でもないのだなと思った。身体が動かなくなったら、もう死んでも良いのかもしれないなと思った。55くらいには終わってもいいかもしれない。
自分の人生を振り返ると、大なり小なり色んな人に迷惑をかけたし、迷惑もかけられた。人並みに挫折もしたし、人よりも良い生活も悪い生活も送った。いま、40を手前にして思うのは、もうこれからは老後なのだということだ。一旗揚げようなどとは思わない。賃金が発生する仕事も発生しない仕事も、誰かの補助として生きて、身体が疲れれば終われば良い。
2035年を考えると、2035年に生きている感覚がない。これから同年代でも色んな人が病気になったり、社会的な問題を抱えたり苦悩していくと思う。政治はどうも解決策の矛先を経済に求めているようだけれど、経済が人心を救うなんてことはない。経済は人心を荒ませる。しかし、大方の向かうべき方向性はそっちなのだろう。
距離感の取れた田舎で、その家に住む人が食べる量の畑を持てば、人心は安定するかもしれない。食べ物の心配がなくなれば、少しは余裕が生まれる。欲をいえば水や電気などのインフラも安価なら安価で良い。それは難しいかもしれないけど、小さい単位なら可能かもしれない。
反面、どうせ向かうべき社会は金銭で解決を図るだろうし、食べ物は畑ではなくて工場生産だと思う。加工食品は人体に悪いとされているが、日持ちもするし、味も濃い。カロリーだってずば抜けて高い。中毒性もあるし、経済を回す。
身体に良い食べ物を食べて健康か、悪いものを食べて不健康かは人による。ほんと、人による。ただ、不健康なものは健康な時じゃないと食べられない。なので、興味があるなら健康なうちにおやりなさい。不健康になってからは食の楽しみなどなくなるぞ。
まぁ、楽しく生きてくれ。