Bugbear Entertainment『レーシングゲーム「注意!!!!」』感想。
『レーシングゲーム「注意!!!!」』をクリアしました。
日本でのパブリッシャーはコナミ。PS2版をプレイしましたが、PCを持っている方はSteamで「FLAT OUT」と検索してください。そっちの方がアクセスしやすいと思います。
本作はかなーり昔にプレイしまして、衝撃を受けた訳です。当時としては「デストラクション・ダービー」があったとはいえ、車が壊れるのもドライバーやクラッシュダミーが飛び出すのも斬新で新鮮でした。普通のレースゲームは衝突しても壊れませんからね。これがいかに当時の自分にとって印象的だったかは、十数年経っても頭の片隅に残っているくらい。
久しぶりにプレイしまして、その片隅はしっかり成仏しました。日本での扱いはバカゲーです。ロックやパンクをBGMに車を壊しながら「アーーーーー」とか言いながらドライバー吹き飛ぶんですから、そりゃバカゲーなんです。
しかしですね。選手権モードをクリアすると分かるんですが、後半に行くほど超シビアなレースゲームだってことに気づくんです。なんてったって、一回でも「アーーーーー」すると一位取るの困難になりますから。マシンはチューニングでパワーアップしてるのに、全開走行できませんから。忘れてましたが車だけではなく、コース上のオブジェクトも壊れるし、散乱します。そのオブジェクトが壊れて散った破片になっても衝突判定持ってますから、乗り上げて吹っ飛んだりする訳です。バカゲーなノリなのに、慎重なドライビングしないと勝てなくなる。何度リトライしたかわかりません。
敵車は、親切なような鬼畜なような動きをします。自分が追う立場であれば「待っててくれてるのか?」と思うくらい追いつくのですが、自分が先頭を走ってると"気づけば後ろにいます"。これがまたレースに緊張感を与えるのですね。車重が重いマシンを運転中ならば、サイドバイサイドの時に敵車を壁際に押しやって「アーーーーー」させます。敵車ドライバーも吹っ飛びます。
シリーズはSteamで確認する限り4作出ているようで、のちにレックフェストに系譜がつながってくるんですが、案外中毒性あるんですよ。楽しかったです。
Amazon |