「ペンペントライアイスロン(DC)」プレイ後の感想



プレイ後の感想を書くのは久しぶりである。そもそもこのカテゴリ、レビューサイトの真似事をしようとして設けてみたものの、案外に自分に感想が残っていなかったり、調べ物をしながら書くことに億劫になってしまって、長らく封印をしてしまっていた。

この前、自分は感想やアウトプットが低いなぁと再確認したところで開き直り、「できれば毎日書きたい」のカテゴリも滞り始めたので、低いであろう出力で感想を書く。

ペンペントライアイスロン」は、ドリームキャストのローンチタイトルのひとつ。ペンペンアイランドを舞台に8頭ぐらいの動物がトライアイスロンを繰り広げるレースゲームだ。昨今のゲームで例えれば「フォールガイズ」にイメージは近いかもしれない。

トライアイスロンは、トライアスロンにかかっている。トライアスロンがラン・自転車・スイムであるのに対し、トライアイスロンはラン・滑り・スイムとなっている。コースは4種類のコースが用意されており、基本的にはイージーからロングコースまでをプレイできる。ロングになるほど、敵AIの挙動や障害が激しくなる設定だ。

ペンペントライアイスロン」は、子供向けにデザインされたゲームであることが読み取れる。作中に出てくる文字は極力ひらがなとカタカナで統一されているし、キャラクターもポップ。ルールも操作も簡単に出来ている。プレイヤーは操作キャラクターを選択し、レースの一位を目指す。妨害しても良いし、なるだけ障害に当たらずにゴールを目指してもよい。一位になれば、帽子や靴などの装飾が手に入り、キャラクターに着せることも可能だ。全コースを1位でクリアすると、「どうしゅたいけつ」や隠しキャラ・ハナミズとのたいけつが待っている。ハナミズは たしか対決にすべて勝つとプレイアブルキャラとして登場する。

ペンペントライアイスロン」は、キャラ数も多くなくコースも種類が少ないが、先に上げた装飾が50個程度用意されているので、コレクション魂に火がつくと周回したくなる仕様になっている。ドリームキャストながらロード時間は速めでストレスを感じることは少なく、コースも長めのものでも5分弱なので、スポーツゲームをプレイする感覚に似ている。

本作の魅力は、パッと見かわいいが、よく見ると少しイっちゃってるキャラクターと音楽のポップさだろう。ドリームキャストのゲームは妙に手の込んだゲームが多いが、本作はキャラクターは動物をベースにしつつもセンスで仕上げている。ロード中の画面はフライヤー仕立てで、ポップであり、操作方法やキャラのプロフィールを効果的に紹介している。

そして、音楽は楽しさを全面に出し、さながら遊園地のBGMのような安心感と心地よさを提供する。キャラが歩く時のペタペタとした歩行音や声とも相性が良く、単純なゲーム性ながら繰り返して遊びたくなる雰囲気を作り出している。

なお、キャラには特性があり、ペンギンのキャラは滑りが、サメなら泳ぎが得意といった特徴がある。隠しキャラのハナミズは基本性能はベースキャラよりも高いのだがクセが強く、慣れないとタイムを稼げないが、使いこなせれば間違いなく速い。

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