「TUNIC チュニック(PC)」プレイ後の感想

体調:普通。メンタル:普通。外:雨。


「TUNIC」をクリアして一ヶ月ほどが経った。そろそろ記憶も抜け落ちてきたので感想を書こう。本作は、Xbox Game Pass 対象となっているので気になったらプレイしてみてほしい。


「TUNIC」をプレイするきっかけはひとつのネット記事だった。ノーマークだったけど、とても面白かったという内容だったと思う。そこから頭の片隅に入り、プレイしようと思い立ってインストールした。

プレイヤーはキツネである。かわいらしいキツネが冒険をするゲームに見えるが、概ね正しい。正確に言えばアクションをしながら謎を解くゲーム。その謎はボスを倒したり、ダンジョンを進むと手に入る取扱説明書がキーとなる。

ゲーム内には取扱説明書のページが散乱しており、それらを拾い集めて繋ぎ合わすことで行き先が示される。言語は日本語(設定により英語なども可)とゲーム内だけで通用するTUNIC語があり、TUNIC語は法則を理解しないと分からない。これが後々、謎解きで重要になってくる。

アクションは比較的硬派で、見た目はかわいらしいがすぐにやられてしまう。ゲーム内にはアクション部分は無敵に出来るオプションが用意されており、開発側が謎解きに重点を置いたことが分かる。謎は多く存在するが、取扱説明書とにらめっこすると、どこに行けば良いかわかるから不思議である。この取扱説明書の存在が本作の大きな特徴で唯一無二とも言える。

可能ならば、攻略法をネットなどで検索しないで進めてほしい。ノーマルエンドには自力で到達できるようになっている。グッドエンドを目指すならば、ネットで攻略法を見ないとたどり着くのは困難だ。ゲーム内だけの情報に頼れば、プレイヤーの研ぎ澄まされた勘とTUNIC語を理解することが必要になる。そして、地形やマップ内に点在するオブジェクトをつなぎ合わせるなど、"気づき"が必要になる。純粋にプレイすれば、いつまで経っても終わらないだろう。その気づきに感嘆し、絶望するゲームでもある。

ひととおり、堪能したら攻略法を検索すれば良い。攻略法が分かったとて、その仕掛けの豊富さに驚くだろう。本作をプレイして、何度「えっ!?」と言ったか分からない。

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