権威主義と民主主義 どちらが良い?

体調:肌荒れがあるが気にならない。メンタル:まずまず。外:穏やか。

そういや、独裁を権威主義と言うようになったのはいつからだっけ?専制主義なんて言い方もあった。私がよく聞くニュース番組ではここ2-3年、専門家がよく使う言葉をパーソナリティが合わせる形をとっていたから、まぁ、特に何にも思わず過ごしてきた訳だ。

一時期、民主主義と権威主義ならば、権威主義の方が良いのではないかという議論が起こったことを覚えている。新型コロナウイルス対策で、権威主義の政策が上手くいっているように見えた時期があった。実際、スピーディだったし、上手くいっていたのだろう。一方の民主主義国家は、対策が遅く、物事も決まらない。その為に蔓延が広がるなんて考えられていて、民主主義の崩壊ぐらいまで言った専門家が居たようにも思う。

実際は、新型コロナウイルスでも種類によって対策に差があり、上手くいったり上手くいかなかったりを繰り返した。ここにおける部分で、権威主義と民主主義のどちらが良いかはあまり意味をもたない。

このことがきっかけで、権威主義と民主主義の違いを感覚的に考えた。それで落ち着いた結論は、権威主義は100点も0点も取る。民主主義は80点から40点に間で収まるということだ。この数字は国民の満足度とか納得度、政策の有効性に対する得点と考えていただきたい。

権威主義は意思決定が早いので、最高の結果も最悪の結果も出してくる。一方の民主主義は、最高の結果も最悪の結果も出ない。たぶん、ここが大きな特徴だと思う。権威主義が上手く行っていれば、民主主義には限界を感じる。権威主義が失敗した場合、民主主義国家で良かったなぁと思う。世界を見てるとそう思う。とかく、メディアと言論は極端な方が好まれるから、時に権威主義は魅力に映るだろう。たぶん、良いところもある。その反面、最悪な例も多い。

日本がジワジワ、一億総貧民化しているという人もいる。これはすなわち民主主義が機能している証拠なようにも思う。話は変わるが、なぜ一億総貧民化に向かっているのか?成長を求めて世界に打って出たものの、日本は現在、国際的に負けたのだ。搾取する側として打って出たが、搾取される側になったということだ。

分かりやすい例が、和食を世界にアピールしたら、世界の人が寿司や刺し身のおいしさに気づいた為に、水産物が高騰したみたいな話がある。売る方としては高く買ってくれる方に持っていくだけ。で、物が無くなったから買わなくなった。世界にアピールしたけど、薄く広がったということ。

あとは、国内だけで持ちこたえる仕組みではなくなったからだ。世界のどこかがクシャミをすれば、世界全体が風邪を引くような仕組みになった。それが国際協調とか言い方は色々あるけれど、仕組みを考えた人が平和を前提に考えてるから、有事や災害のときに影響を受けるようになった。ロシアの侵攻なんてのは、現場は凄惨だろう。世界は影響を受けていて、物価高だし、発展途上国では穀物不足と聞く。そう考えると日本国内一億総貧民というか、世界全体が風邪を引いて、各々が良くない影響を受けているのだろう。

影響を受けないのは、引退したお金持ちくらいかな。現役のお金持ちも株だ資産だで、乱高下しているし、まぁ、お金があれば8割の心配事はなくなるのだが、世界にフロンティア市場があるのか?と言われると、んー、ほんとに山や荒れ地を開拓しないとできないんじゃない?なんて思ったりもする。

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