「セガガガ(DC)」プレイ後の感想
「セガガガ」をプレイし終わりました。動画の公開よりも先にプレイ後の感想を出すのもどうかと思いましたが、キーボードを打ちはじめたので、続けます。
「セガガガ」は急遽、プレイを始めました。タイトルは薄っすら知っている程度。いずれやるだろうなーとも考えてました。度々、このブログで紹介している「A Dream Cast」内の岡野哲さん(@zolge1)のインタビューが強く印象に残って、購入してプレイした訳です。
購入するのは躊躇しました。Amazonでは、中古の売価が1万円前後。プレミアム価格。そもそも20年前のゲーム。この時代のゲームは近年価格が高騰傾向にあります。1年後より今の方が安いだろうという直感もあります。高い買い物なので、信頼できる駿河屋の出品で購入。購入後に気づきました。駿河屋の販売サイトの方がAmazonよりも1-2割安いことに。手数料分が価格に乗ってるんでしょうね。ひとつ学習しました。
そういえば昔、友達が家具に興味があるからと、個人の家具屋を訪れました。店主が熱心に様々説明してくれたので、何の気なしに「勉強になります」と話したら、「ここは勉強するところじゃないんだよ!」と、めちゃくちゃ怒られました。いわく、近くに芸術・美術学校があって、そこの学生が冷やかしに店を訪れるのが気に食わなかった様子。私たちはそこの学生と間違えられた訳です。この一件から「勉強になります」というのを躊躇います。その友達には後に100万円ほどお金を貸しました。10万円ほどしか戻ってこず、音信不通状態。友情はやや崩壊しています。
さて「セガガガ」。前評判だとバカゲーだとか、自虐ゲーという評価でしたが、プレイをし終わってみると、そうした印象は持ちませんでした。もちろん、そうした要素はありますが、真摯なゲームだったんじゃないかと思ってます。
シェンムーの予算の1%で制作されているらしいので、単純に制作費は7,000万円。広告宣伝費は3万円で、うち2万円はお面代になったそうです。それでも結構かかるなーなんて思ってしまいます。まぁ、それは横に置きましょう。
この時代のディスク媒体のゲームって、ロードがどうしても気になりますが、「セガガガ」はあまり気になることもなく。ボイスを読み込む時に、ドリームキャストが唸るので気づくということはありましたが、ストレスはありませんでした。
RPGパートは、サクサクしてます。ゲーム開発は要点掴めば難しいことはない。とはいえ、攻略本が出ているゲームなので、当時はそれなりに攻略要素はあったハズ。2021年にプレイしてみると、リッチなフリーゲーム感はあります。誤解を与えそうなので注釈すると褒め言葉です。絵のテイストや雰囲気、構成、バカゲー感に現在のフリーゲームと通じるところを感じます。
これは開発者の意図が強く投影されているからかもしれません。本当に言っちゃいけないところは削ったらしいですが、それでも強く残ったんでしょう。なので、20年ほど経っても刺さるんでしょうね。