「白中探険部(PS2)」プレイ後の感想




書かなくなるのはブログあるあるで、このままフェードアウトをしようかなとも考えていました。言い訳はありますが、これまでの形式張っていた書き方と点数に煩わしさを感じ、いろいろとやることがあって遠ざかっていたということです。これからも気分に任せて書いてきます。

夏っぽいゲームでリッチ

「白中探険部」は、中古ショップでジャケ買いした作品です。手に取るまで、というかプレイするまでゲームの情報はほとんど持っていませんでした。夏っぽい作品だなーくらいの印象で、実際に夏っぽいゲームではあります。

東京に住んでいる主人公に手紙が届いたところからスタートする本作は、主人公の地元である和歌山県の白ヶ浜を舞台にする明るめのミステリー。10代の少年少女が活躍する作品は多いですが、20代そこそこの彼らが活躍するのは少し珍しい印象を受けます。

オープニングから坂本真綾さんと菅野よう子さんの曲が流れて、リッチな印象があります。ジャンルとしてはアドベンチャーノベルなんですかね?フォーマットは昔から存在する文字を読み進めて選択肢を選ぶ形式です。


冒頭にオープニングの曲あります

セリフ全編にボイスが搭載されており、浪川大輔さんや納谷悟朗さんらが演じています。プレイヤーのすることは選択肢を選ぶだけなので、アニメとラジオドラマの中間に位置する感覚。作中にところどころアニメーションも挿入されています。

こうしたゲームの場合、「ゲームらしさ」を無理矢理にでも搭載するケースが多いですが、白中探険部ではそうしたアクション性は皆無。このあたりはかなり潔い感じ。ゲーム性の不満を言えば唐突にバットエンドが訪れるくらいかなと思います。

プレイ後に残るものがあまりない

ストーリーについてはプレイ中は惹かれる部分があるものの、プレイを終えて残るものはあまり無く、矛盾点もありそうですがファンタジーだと思えば取り立てるほどのことでもありません。キャラクターに感情移入は出来づらいかもしれませんが、堀りが割りと広く浅くという雰囲気だからかもしれません。キャラクターを深く掘るとどうしてもストーリーの核とぶつかってしまうので、仕方がないですね。

2003年の作品と考えるとほんとリッチだなーとは思うんですが、作品を通して残ったのはそういうところだけなんだなーなぜか。

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