「Call of Duty WWII(PS4)」プレイ後の感想

Call of Duty WWII(PS4)

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キャンペーンモードをクリアした感想になります。

いくつかの理由が重なりプレイに至る

「Call of Duty」などのFPSは私にとってはとても縁遠いジャンルのひとつといえる。これらのゲームで表現される残虐性や殺傷性は若い時には興味本位があり、平気でいることが格好良いとさえ思っていた。

こうしたものは映画などの作品を通して楽しんでいたが、いつの頃からか残虐表現を好まなくなっていった。そして、いくらゲームとはいえ人を撃って楽しむジャンルは好きになれなくなった。

ではなぜこのゲームを手に取ったかといえば「単純に安かったから」という理由が大きい。2020年6月、PSPlus会員向けに100円でダウンロード版が限定販売された。「Call of Duty(コールオブデューティ)」シリーズは名前を聞いたことがあったし、第二次世界大戦がモチーフであれば、ファンタジーのバトルロワイヤルよりも関心が動く。いくつかの理由が重なることが購入の動機になり、気が向く形でプレイをはじめた。

さながら映画のよう

プレイして最初に感じたのはタイトルから各モードに遷移するインタフェースがとてもシンプルだということだ。最低限かつ必要な情報しか表示されていない。私はストーリーが楽しめるキャンペーンモードをスタートさせた。

ノルマンディー上陸作戦からはじまるキャンペーンモードは、さながら映画を見ているような気分にさせられた。一見にしてコンピュータグラフィックスか実写なのかの判断に迷うことも度々あり、それは終盤まで続いた。ゲームパートは戦闘がメインだから緊張感がある。ムービーは少しリラックスさせてくれるが背景に張り詰めた感覚が透き通っており、戦場の緊張感や世界観をより盛り上げてくれた。

ゲームの主体となる戦闘シーン(FPS)は、初心者の私にとってはとても難しかった。特に序盤は上陸から敵拠点に近づくこともできず、何度もビーチで横たわった。難易度をレギュラーからルーキーに下げ、弾薬が無くなるまで撃ち、敵兵がリロードしている隙をついて前進し、銃火器を何度も持ち直しながら幾度の死を超えた。ようやくミッションを達成するころには私は一端の兵士となっていた。

アメリカ軍側で進攻し、ナチス・ドイツを蹴散らしていく。ヨーロッパ上陸から我軍は着実に歩を進め、ドイツ側を後退させていった。ミッションは10個ぐらいあったように思う。

不満もなければ

正直、本作に対して際立った不満点はない。逆に取り立てるほど印象深い部分もない。ムービーシーンは雰囲気良くできているし、ゲームパートも迫力は充分だ。一歩兵から戦車や戦闘機の操縦、対空砲の扱いなど一辺倒にはならない要素も組み込まれている。何度も周回して遊べるように収集アイテムや英雄的行動といったコンプリート要素もある。

しっかりと上手くまとまっているモードであることは疑う余地もない。疑う余地もないが、うまくまとまりすぎていて印象に残らない。良し悪しとは別のところに「Call of Duty WWII」はある。というのが落とし所かな。

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8.5
良かった部分
  • 映画を見ているような気分になるキャンペーンモード。
  • 第二次世界大戦の厳しさを疑似体験できる戦闘シーン。
気になった部分
  • ない。

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