「Celeste(Nintendo Switch)」プレイ後の感想


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1901回目のデス

「Celeste」をプレイしました。トータルで12-13時間でしょうか、チャプター8までは自力でやって、B面とチャプター9はアシストモード全開でプレイしました。

「Celeste」は2018年ごろに話題になっていたインディーのアクションゲーム。いわゆる死にゲーです。確かに私もクリアするまでに1901回死亡しました。ただ、難しいゲームかと言われるとそうではなかったように思います。

小さな達成感と小さな落胆の連続

操作は「左右移動」「ジャンプ」「空中ダッシュ」「壁掴み」を基本とし、各ステージごとに特徴的なギミックが存在します。自分を攻撃してくる敵キャラはあまり存在しません。主人公のマデリンが自分の心と向き合うためにセレステ山に登ったように、プレイヤーも淡々と突破方法を思案し、マデリンの登山を手伝います。

穴に落ちる、針に触れるとマデリンの身体は光の玉となり、最終チェックポイントまで戻されます。本作の特徴のひとつとして「待ちのストレスがない」のはプラスポイントで、プレイヤーは突破方法の思案や操作に集中できます。

難しい面をクリアした時は小さな達成感を持ち、新たに訪れた面を見て小さく落胆とも絶望とも似た感情を持ちます。これを繰り返しながら大きなチャプターをクリアしていきます。

テンポかストーリーか

基本的にチャプターの最初と最後にストーリーに設けられており、ここがひとときの休息。特にチャプターエピローグを読んでいる時は達成感を身体に仕込ませる時間となっています。

しかし、チャプター3以降だったと思いますが、ステージ攻略中にも登場人物との会話といったストーリーが設けられはじめ、少し冗長に感じられる時もありました。アクション面はアクション面で集中したいし、ストーリーはストーリーで楽しみたいところ。それが組み合わさった時に、本作の持つ「テンポの良さ」に陰りが見えました。

ストーリー自体はチャプター7で終了します。ストロベリーの獲得やチャプター8と9、B面やC面はアクション面をさらに攻略したい人向け。そうでない場合はチャプター7で終了しても問題がないのではと思います。

遊び心とやりこみ要素は充実

難しいゲームですが、チャプター7までは心を折られるような面は少なく、何度もトライしているうちに突破できるようになります。しかし、チャプター8以降はステージ設計の思想が明らかに「やり込んだ人向け」。普通に行ったらベシベシ心が折られるでしょう。アシストモードもあるから、ストーリーが気になるけどもアクションが得意ではない人はアシストモードを使って進めても良いと感じます。

逆にアシストモードを使わずに、チャプター8や9、B面、C面をクリアした方について、私は「心より尊敬いたします」。それくらい難しい。文字にすると軽くなっちゃうけど、マジで尊敬しちゃう。

あと、インスタグラムにセオのアカウントが存在しますが、こうした遊び心がふんだんに隠されているのは本作の魅力。いろいろ探してみると楽しいよ。

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7.5

良い部分
  • 難しいゲームだが、チャプター7までは心を折らない設計。
  • 美しいBGMと雰囲気。
  • 遊び心がふんだんな隠し要素。
  • やりこみたい人向けの鬼畜コース・やりこみ要素の充実さ。
気になった部分
  • ストーリー(会話)とアクションの混在でテンポが削がれた。
  • チャプター8・B面以降が難しすぎる(ちょっと興味持ってトライすると心が折られる)。
  • アシスト機能を使うと本作の魅力が減退する。

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